96年に設立されたバレエスクール
「気仙沼バレエソサエティ」。
代表講師は 横田香也、講師 高橋知子。
バレエの楽しさ、芸術表現の素晴らしさを知るばかりでなく、チャレンジする事、続けること、あきらめないことなど、生きていく上で重要なことを子供たちが学ぶ場となっていました。
しかし、創立15周年の記念公演を前に、2011年3月の震災で、横田代表講師は帰らぬ人となりました。講師陣の自宅、賃借使用していたスタジオも全壊し、バー、ミラー、音響設備なども含め、全てが流出。会員80人のうち、会員の親4人が死亡。23人の自宅が全壊しました。バレエスクールを続けるべきか、このままやめるべきか,悩んでいた時,,,,
会員の子供たちから
「もう一度やりたい」という声があがりました。
その声に突き動かされ、稽古場も、レッスンバーもない中、
震災翌年1月に会員40名で活動を再開しました。
横田代表講師のご遺族も、存続を大きく応援してくださいました。
震災翌年の3月20日には、気仙沼市民会館大ホールにて、
復興支援公演「小さなバレリーナとゆかいなパフォーマーたちの笑顔発表会」に
協力出演。また、11月3日、気仙沼市民文化祭では
横田代表講師の追悼公演を行いました。
家の再建や生活もままならない中でのレッスンの再開となりましたが、
再びバレエに向き合うことで子供たちの顔に笑顔が戻っていきました。
復興は文化や芸術を含めた豊かな環境なくしては成り立たないものだと
確信しました。
一日も早く、文化的な暮らしを取り戻したい。
子どもたちの頑張る志、夢、気仙沼バレエソサエティの復興を、
是非とも広く皆様に見守っていただきたく、
この度、HPを開設いたしました。ご支援とご理解の程、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
代表 高橋知子